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【眠ったお宝映画探し隊!】『バック・トゥ・ザ・フューチャー』ファン必見!『アメージング・ハイウェイ60』(2002)

世の中には名画と呼ばれる作品がいくつも存在している。しかしながら、世間で有名な作品だけが名画とは限らない。中には隠れた名作というのも数多い。ここでは、そんな眠ったお宝映画を紹介していく。

今回は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』ファン必見の一本である『アメージング・ハイウェイ60』を紹介しよう!

 

 

 

 

時を1985年に戻そう…。

この年、世界中で‘‘フューチャー現象’’なる社会現象を巻き起こす大ヒットを記録した映画がある。

スティーヴン・スピルバーグ製作、ロバート・ゼメキス監督による『バック・トゥ・ザ・フューチャー』だ。

同作は、全米で人気に火が付き、日本にも飛び火。1985年のお正月映画として公開され、多くのファンを獲得した。

当時の予告編で映し出されたキャッチコピーは「スピルバーグがまたやった!」だった。

しかしながら、スピルバーグ自身、同作では製作という立ち位置であり、監督を務めたのはロバート・ゼメキス。脚本はゼメキスと盟友のボブ・ゲイルが執筆した。

スピルバーグの名前が先行しがちだが、この2人が生み出した傑作こそが『バック・トゥ・ザ・フューチャー』なのだ。

その後、ゼメキスはフィルムメーカーとして大きな成功を収めていくことになるが、脚本を手掛けたゲイルの名前はゼメキスと比べると、そこまで有名ではないかもしれない。

しかしながら、彼がこれまでの人生でたった一本だけ監督を務めた長編映画がある。それが、今回紹介する『アメージング・ハイウェイ60』である。

 

 

 

『アメージング・ハイウェイ60』あらすじ

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『アメージング・ハイウェイ60』は、2002年のアメリカ・カナダ合作映画。

22歳の誕生日を迎えたニール(ジェームズ・マースデン)が、ひょんなことから、何でも一つだけ願い事を叶えてくれるという謎の人物O・W・グラント(ゲイリー・オールドマン)と出会い、人生における‘‘答え’’が欲しいという、なんともユニークなお願いをする。

この瞬間を境に、周囲で不思議な出来事が頻発するようになったニールは、謎の老人レイ(クリストファー・ロイド)より託された謎の小包をある人物に届けるため、父からプレゼントされた赤いオープンカーに乗り込み、地図に載っていない州間高速道路60号線をひた走っていく。

 

 

 

「未来は自分で切り開くもの」というメッセージ

本作は、人生において何が正解なのか悩む青年ニールを主人公としたロードムービーであり、目的地を目指す道中で出会う様々な人々からの影響を受けて、ニールが成長していく過程を描いている。

食べることが好きで胃袋がブラックホールになった老人、最高のセックスを追い求める奔放な女性、癌に侵され余命わずかと宣告された嘘を毛嫌いする男など、道中で出会う面々は皆個性豊かなのだが、彼らが人生において‘‘選択’’してきた結果を通して、ニール自身の願い事である‘‘答え’’を見出していこうとするのだ。

 

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思い出してほしい、『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』のラストシーンを。

機関車型のタイムマシンに乗り1985年へとやって来たドクが、マーティとジェニファーに伝える言葉。

「未来は自分で切り開くもの」

まさにこの言葉をもう一度伝えるために作られたような映画が、本作なのだ。

人生は選択の連続であり、目の前にいくつもの可能性が存在している。

過去と未来が混在する州間高速道路60号線は、そんな人生の比喩として描写されている。

序盤で、主人公ニールはMagic 8 Ballに自らの選択を委ねるが、州間高速道路60号線で最後に下した決断は、自らの意思によるものだった。

結果的にこれが自らの命をも救うことになるのだが、まさに「未来は自分で切り開くもの」というメッセージを体現したラストを迎えることになる。

バック・トゥ・ザ・フューチャー』とは異なり、一風変わった独特な世界観が繰り広げられる作品ではあるが、とてつもないメッセージ性を帯びたストーリーが展開される。

こういったところは、さすがボブ・ゲイルと拍手を贈りたい。

やはり随所に『バック・トゥ・ザ・フューチャー』ファンを惹きつける魅力があるのだ。

 

 

 

主演はジェームズ・マースデンゲイリー・オールドマンの演技も光る

本作の主人公ニール役を演じるのは、マーベル映画『X-MEN』シリーズのサイクロップス役で有名なジェームズ・マースデン

 

 
 
 
 
 
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爽やかオーラ全開でハツラツとした魅力を発揮しており、観ている者を奇想天外な旅路へと誘う。

劇中では『X-MEN』のアメコミを読んでいることを伺わせる描写もあるのが面白い。

 

 
 
 
 
 
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そんなニールの願い事を叶えようとする、O・W・グラント役に扮するのは、名優ゲイリー・オールドマン

オールドマンお得意のエキセントリックな演技を、コメディという形で魅せており、良い意味でオールドマンらしからぬ演技を披露している。

当時は『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』(2004)や『バットマン ビギンズ』(2005)に出演する前であることから悪役のイメージが強かった時代であるため、新境地を開拓した作品と言えるかもしれない。

そのほかにも『アダプテーション』(2002)のクリス・クーパーや『バタフライ・エフェクト』(2005)のエイミー・スマートらが出演しており、各々が個性を発揮している。

 

 

 

BTTFリユニオンも実現!

この豪華キャストの中で、ひと際鮮烈な存在感を放つのは、何と言っても!クリストファー・ロイドマイケル・J・フォックスだ。

 

 
 
 
 
 
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直接的な共演というのはなく、マイケルに関しては冒頭のみの出演であるが、同じ作品でこの2人を観られるのは、ファンとして感無量!

特にクリストファー・ロイドは、最初の登場シーンで‘‘ドクター’’の格好をしていたりと思わせぶりな演出もある。

2人とも『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の頃と変わらない魅力に溢れており、目が釘付けになること請け合いだ。

ボブ・ゲイル関連で言うと、ゲイルとゼメキスが製作した1980年の『ユーズド・カー』にて主演を務めたカート・ラッセルも顔を見せており、同窓会のような様相を呈するのもまた面白い。

今回は、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』ファンなら一度は観たい隠れた名作『アメージング・ハイウェイ60』を紹介したが、本作はソフト化されているものの、現在は廃盤となっている。

たまにCSでTV放送されているため、機会があれば鑑賞してみてはいかがだろうか?(文・構成:zash)

 

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